第18節 リーガエスパニョーラ
第18節「レアル・マドリード」対「グラナダ」戦。
前半 レアル・マドリード」対「グラナダ」 2-1
後半 レアル・マドリード」対「グラナダ」 5-1
で、レアル・マドリーの勝利。
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レアルはホーム・スタジアムのサンチャゴ・ベルナベウだったので、最後まで、まるで、負けてるみたいにして攻めてました。
たぶん、勝ってると思ってそこで気を抜いちゃうと、次の試合に気合が入らないんだろうな。
100パーセントの試合。これ!ということに、100パーセントで挑むって、かっこいいよね。
この試合を見る前に、日本人の審判員の人の特集番組を見ていたので、どうしても審判目線で試合を見てしまった。
今回の試合でも、番組と同じように、選手がいきり立っているときに、審判員がにこっと自然に笑ってて、怒ってたはずの選手も、思わず笑顔で対応してしまったり、審判員がカードを出すときに、すごく冷静に、毅然としてカードを出してたりしていました。
メズット・エジル選手は、けっこう審判に容赦なくて厳しい感じ。自分の信念を強く持ったドイツ人らしいところなのかもしれないけど。
自分の感覚をかなり信用しているから、審判員にオフサイドとか取られると「Nein! (違う!)」て感じで、指揮者みたいに両手を上げて、ものすごく怒っている。
でも、その割には、相手選手にラフプレーをされても、怒ったように両手は上げるけど、わりとさらっと流す感じ。
青々とした芝生の上で、コテン、や、コロリン、と転んで、座り込んで、「もう!」とぶつぶつと何かを言って、一人ですねているようなところがかわいい。
大抵、すぐ立ち上がって走りだすけど。
長そでの白いユニフォームを着てると、本当に、白いうさぎさんが芝生でぴょこぴょこ跳ねてるみたい。野生のうさぎのように、後ろ足の加速が力強い感じ。
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今回もエジル選手は相手選手に転ばされて、コロンと転がってました。そして、正座して、「いたい、いたい」というように、足首をちょっと押さえてたけど、すぐに立ち上がって走りだしてました。
その様子が、なんか、着物を着た、品の良い、おしとやかな日本人の女の子みたいだった。
レアル・マドリーに来て、おしとやかさとか、気品がアップしたような気がする。
サッカー選手として、それでいいのだろうか?
私はいいけどね。
エジル選手は、すぐにシャビ・アロンソ選手にパスを渡してしまうので、ボールを要求していたマルセロ選手が、「こっちにすぐに渡せよ!」って、エジル選手に、猛烈に怒っていました。
エジル選手は指揮官的な役割を持つ、シャビ・アロンソ選手に指揮権とボールを任せて、自分自身の創造性を放棄して、頼ってしまっているようなところもあるのかもしれない。
ジョゼ・モウリーニョ監督は、そんなエジル選手に不満そうでした。
モウリーニョ監督としては、もう少しエジル選手にアグレッシヴに行って欲しいのかもしれない。
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今回は、3アシスト(ゴールにシュートを決めた人に、最後にパスを出した)をして、「魔法使いエジル」の片鱗を見せていました。
クリスティアーノ・ロナウド選手が、二人の選手の頭の真ん中を抜くパスをして、「あっ」というような顔をしていました。エジル選手は、ロナウド選手の方を見ていて、後ろは見ていなかったけど、とっさに足を出して、ボールの角度を変えていました。
そのボールが、うまく背後の二人の相手選手の間を抜いて、カリム・ベンゼマ選手の元に届いて、ベンゼマ選手がシュート。
英語では、アナウンサーの人に、「インプロバイゼーション」と言われていました。「インプロバイゼーション」って何だろう?と思って調べてみたら、たぶん「improvisation」で、即興、即席にやったもの、即興詩、即興曲、即興演奏などの意味らしいです。
ドイツの記事では、wieder als Spielgestalter des "Weisen Balletts" 「白のバレエ団(レアル・マドリー)のゲームメーカー(試合を構成する、形作る、作り上げる人)が戻ってきた」と言われていました。
Mesut Özil
zaubert: Der Nationalspieler mit drei Assists
エジル選手は、バレエダンサーに例えられたこともあったらしい。
指先でバランスを取ってるところとか、身体の動かし方が優雅なところとか、バレエダンサーぽい。
伝説的なバレエダンサーの、「ニジンスキー」ってこういう人だったのかなあと思う。
それで、日本では、そのプレーは「偶然」と言われてました。
確かに偶然かもしれないけど。でも、もしかしたらエジル選手は、ロナウド選手が「しまった!」と言うような顔をしているのを見て、この角度のままではオフサイドになる!と思って、とっさに軌道修正をした……のかも。
カリム・ベンゼマ選手がまた、うまいところにいたんだよね。
ベンゼマ選手とエジル選手は、うまくいけばミュラー選手とエジル選手のような息の合ったコンビネーションを作れるかもしれない。
ドイツ代表の選手は、エジル選手が思いがけないパスをすると、思いがけないところに、ちょうどいたり、ちょうど走ってきていて、エジル選手からパスを貰えるけど。
レアル・マドリーではその魔法のような、奇跡のような、偶然のような連携がなかなかうまく決まらないという感じ。

「あっ。しまった」

「えいっ」



ベンゼマ選手のところに、ボールが転がってきて、

シュート!














